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2006年4月でクローズしたアトラクション「シンデレラ城ミステリーツアー」。こちらは東京ディズニーランドオリジナルのアトラクションで、シンデレラ城内をガイドのキャストさんと一緒にゲスト自らが歩き、城内を見学できるというもの。
その城内見学は、途中で探検になり、そしてこのシンデレラ城の秘密に迫ります。秘密に迫れば迫る程・・・危険が忍び寄り、ファンタジーランドの平和を守る為に戦う冒険へとかわるのです。
オープンしたのは1986年。
城内の見学・探検ルートは階段があっても約30段前後で、下り専門。誰でも楽しめるように、と配慮されていました。

シンデレラ城ミステリーツアーは、約20人程度を1つのパーティーとして、お城内を巡ります。
最初に通されるのは、門を入ってすぐ、天井の高い石造りのこの部屋。
こちらでツアーのガイドであるキャストさんに出会い、本日のツアーのルートを伺い、いざ、城内へ。

1つ目のお部屋は、ファンタジーランドの英雄達の肖像画が飾れたお部屋。この反対側には、シンデレラと王子2人でダンスをしている姿が描かれたとても大きな絵がありますが、ちょっと暗いので見えづらい。
「ヴィランズ達をやっつけた」だなんて、キャストさんがお話していると・・・・中央の鏡に炎が映し出され・・・

「だぁまれ、だぁまぁれぇ〜!!」と、悪そ〜な声と共に鏡の精が現れます!!
ファンタジーランドの英雄の姿はヴィランズ達だと言い、肖像画総てをヴィランズ達の姿に変えてしまいます。
ヴィランズ達の輝かしい(?)功績の数々を証明してやると言わんばかりの自信っぷり。
鏡:「立ち向かう勇気があるかな?」
キャ:「当たり前だぁぁぁ!!」
的に話しは進み、鏡の精は、我々ツアー参加者をこのお城に隠された地下室へ招き入れます。


階段を降り、とてもとても薄暗い地下室に辿り着きました。
地下室には、女王の実験室・地下牢・チェルナボーグの居る山・井戸の中のグーン・マレフィセントの魔法を、次々に見て回っていきます。
→の女王の実験室では、あの毒林檎作りの真っ最中。怪しげな球体や、フラスコ等が毒々しい光りを放ち、奥の壁には女王のシルエットが・・・。
とても薄暗かった為、その他の見れる画像がないのが残念ですが、確かに、、、ココにはヴィランズ達の輝かしい功績の数々が集結していました。
時折風が吹き抜け、不安を駆り立てる音がする。
暗闇とは、恐怖そのもの。

更に進んで行くと、岩がゴツゴツとした洞窟に到着します。
危険を知らせる為なのか、目の前にはドクロが・・・。
キャ:「そう言えば、ダイヤなどの宝石があるという噂を聞いています。進みましょう!」
という事で、真っ暗な洞窟を中に進むと、輝くダイヤ等の原石がアルではないですか〜!!
しかし、次の瞬間、、、、全員が凍り付く事態発生!!

ドラゴンです!!

ドラゴンがいるんです!!! しかも、タイミング良く、目を覚ましてしまいました!!!!

キャ:「ぎゃーーーーーーーーーーー!!」


急いで逃げるパーティー全員。運良く開いた扉内に駆け込むと、ソレはトロッコのような、木の箱でした。

全員の無事を確認していると、またもや鏡の精の声がし、扉が開いて降りた部屋にはタペストリーが飾られていました。
キャストさんがこのタペストリーについて、「ブラックコルドロンの伝説」が描かれていると説明してくれます。
「ブラックコルドロンの伝説」とは、昔この世が悪の大王ホーンド・キングに支配され、ブラックコルドロンという悪魔の大窯を使って死の兵隊たちを蘇らせて操っていたけれど、勇気と純粋な心を持ったヒーローのターランが現われ、光の剣でその大窯の力を奪い、平和な世の中を取り戻したという伝説。その光の剣もこの城の何処かにあるらしい。
またもや鏡の精が登場し、部屋に閉じ込められてしまうパーティー。
鏡:「これが最後の挑戦だ。善が勝つか悪が栄えるか・・・お前達に本当の勇気があるのなら、次の部屋でこの挑戦を受けるが良い。」
この言葉を残し、鏡の精は再び鏡の中に消えてしまう。
ここで次の部屋にあると思われる光の剣で戦う、勇敢な代表者を我々ゲストの中から1人選び出し、いざ次ぎの部屋へ!!

次の部屋はとても暗く、もう一組のパーティーも迷い込んでしまったようです。
とても暗いこの部屋はガイコツの兵士が転がるホールで、中央にはブラックコルドロン、そして右手には光の剣が置いてありました。
すると・・・・ホール一杯に響き渡る、とても深く、低く、地の底を這うような呼吸音。ブラックコルドロンの後ろに、悪の大王ホーンド・キングが立ち上がります! まだ、生きていたようです!!
ホーンド・キングは、ブラックコルドロンを使って、たくさんの兵士を蘇られます。ブラックコルドロンからは、次々と生まれいでる兵士の姿が、まるで湯気のように次々と立ち登っていきます。
今まで転がっていたガイコツは目を覚まし、眼球が無気味な赤い光を放つ。一体づつが動き始め、立ち上がり始めたのです。

すると、ソレまで光っていなかった、光の剣が輝き始めました。
ゲストの代表者が呼ばれ、キャストさんと一緒に剣を手にします。

そして、この部屋にいるパーティー全員の心を1つにし、ホーンド・キングに向かって光の剣を向けました!!

すると、、、、光の剣から眩いばかりの光が放たれ、ホーンド・キングの断末魔の叫びが・・・。
ホ:「ぎゃぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」
静かに倒れ行くホーンド・キングと、パワーを失ったブラックコルドロン。力を失ってガイコツの兵士達も次々と倒れていきました。
見事、彼らを倒す事が出来たのです!!


無事にこのホールから解放されたパーティーを迎えたのは、光の剣をモチーフにした一枚の輝かしいタペストリー。
このタペストリーの飾られた廊下を進むと、簡単なホールがあり、ホールの壁際には、ライトの当るちょっとしたコーナーと、何やら大切なモノが入っていそうな木の箱があります。
ココでキャストさんから、東京ディズニーランドからの公式声明が発表されます。
先程、光の剣を手にした、代表のゲストが呼ばれお名前を全員に伝えられます。
そして・・・光の剣でホーンド・キングを倒した代表ゲストの「勇気」と「誠意」と「純粋な心」に敬意を表して、サーの称号と記念のメダルが贈られます。
※女性の場合には「レディ」の称号になるらしい。

もちろん、ココに参加されたひとりひとりがヒーローです。

「善は 悪に 勝つ ! !」

という事が、証明されたとても素晴らしい冒険でした。


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