母に「彦根の町をばっちり観光する」という名目(100パーセント口実(笑))で、親子二人旅にこぎ着けたのは5月頃。2泊3日で設定し、せっかく西に移動するのだから最終日は京都観光をすることで母を落とせた・・・と、察している。 |
![]() 東海道新幹線(と言うか旅行)と全く無縁の母は、新幹線に乗車しただけでも浮き浮きのご様子。新幹線が動き出したり、車窓から見える景色を見ては「もう○○(地名)なのね!」と、スピードの速さに感動していた。 乗車中は簡単な井伊家のお話だとか、世間話を思うがままにしていたらあっという間に米原着。2番線に乗り換えて、やって来ました彦根駅。懐かしいなぁ〜、駅前のロータリーと、目の前に広がる金亀山にそびえ建つ彦根城!! 天候は曇り。気温も暑くもなく、寒くもなく、過ごしやすいのがありがたい。 ![]() 『彦根キャッスルホテル』さんに送迎をお願いし、5分程度でホテル到着。チェックイン前でしたが手荷物を預かっていただけ、更に部屋まで運んでおいてくださるとのこと。助かります♪ |
さて。本日は琵琶湖・竹生島と、井伊直孝建立の龍潭寺観光の予定。竹生島までのフェリー“オーミマリン”が出ている彦根港に行く前に、珈琲処『ござれ』さんで一服。念願のゆず茶を、母はホット、私はアイスで頂いた。ゆずを皮ごとスライスしてあるジャム(多分お手製!!)が入っていてとても美味しー♪![]() バス運賃は1乗車200円。1日乗り放題なら龍潭寺拝観料・オーミマリン乗船料がそれぞれ1割引きの特典が付いて500円。乗車時ではなく下車時払いで、1日券は運転手さんから直接購入するようになっていました。 ※尚、市民会館前バス停は、市民会館前ではなく、セブンイレブンを越えた先の本屋さん前にあるので要注意デス。 |
![]() フェリーでは船内と2階デッキとお好みで乗れるとのことなので、風を感じるデッキにした。ほどなくしてフェリー離岸。防波堤を越える迄のんびりとしていたスピードが、沖に出てからぐんぐんと加速。ついには物凄いスピードで走るので、風をゴーゴーと切りながら水面を走ります。 海と違って波が少ないので、そんなに揺れないし、潮臭く無いし、何より景色が良い。船上からは長浜市が見えたり、霞かかった山々が神秘的だったりと、世界で3番目に大きい湖だけあって、昔の人が海と勘違いしたのが分かる位だだっ広い。方向によっては水平線が見えちゃう。 360度大パノラマの水辺は気分最高で、竹生島到着迄の40分は案外あっという間だった。 そうそう、途中ジェットバイクに乗った方々がフェリーの後ろにくっついてはジャンプしたり、なんか色々とやっていた。何かのパフォーマンスかと思ったけれど、よくよく考えれば「波」を求めてやって来たに過ぎないのよね(笑) |
![]() それぞれが急斜面に立地している事は知っていたものの、入港して“島を見上げる程の”急斜面にビックリ!! 入島料(入山料の代わり)400円を支払い、母も私も神社・仏閣に続く階段前で気合いを入れてから、一段一段石段を登る。「よいしょ」だなんて、言っていられない位急です(笑) ![]() こちらの本殿は450年前に豊臣秀吉が寄進した伏見桃山城の束力使殿を移転した物で、国宝。常行殿拝殿は琵琶湖に面し、突き出した部分が景勝地となっていて、実に爽快な眺め。眼下には竜神拝所があり、拝殿からは厄除けの「かわら投げ」ができるので、やってきた。 頂いたかわらは丸い小皿のような形で直径は5cm程度。2枚1セットで、皿の裏面の1つに名前、もう1つにはお願い事を書いて、名前を書いた方から鳥居に向かって投げるというモノ。先にかわら投げをしていた2人の男性でも鳥居の側に着地できず、、、。案外難しい事が予想されつつ、名前とお願い事を皿に記す。さて、ワタシの投げた皿ですが、名前はなんとか鳥居の前に落ちましたが、お願い事は右の草むらに逸れてしまいました(汗) 竜神様、お願い致します(-人-) |
来た道を戻り、天へと続くような石段を登りきると、宝厳寺に到着。本堂でお参りをし、三重の塔、片桐且元手植えのモチの木を見て、来た道とは違う階段を降りると国宝の唐門と、重要文化財で西国三十三箇所観音霊場の第30番札所の観音堂前に到着。![]() 最初に登って来た階段へと戻り、登る時にスルーした湖底下約130mから汲み上げた「瑞祥水」を頂く。軟水で適度に冷えていて口当たり軟らか。 ![]() 港に戻り、帰りのフェリー到着迄の間しばし休憩。私、張り切って階段を登ったからなのか、リュックの背中部分が蒸れたのか判りませんが・・・軽い熱射病の一歩手前(笑) 水分を摂取し、首の後ろを冷やしてみたものの、ちょっぴり・・・・具合悪(笑) この先の事を考えてどうしようかと思っていたけれど、フェリーのデッキで40分風に当っていたらCool Downに成功。彦根港に戻る頃には無事に回復しておりました(^ ^)9 |
彦根の旅 夏・初日後編に続く。 |